忘れられた戦場で

とあるブスの身の上話

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

悪役

子どもの頃から悪役で、だれかのヒロイズムや嗜虐心を満たすために倒される存在、それが私だった。 幼稚園児のころ、私と女友だち+男の子のなかよし三人組で、よく『怪物くん』ごっこをして遊んだ。怪物くんはヒーローで、カイコちゃんはヒロインだ。私はい…

差別意識のつくり方

自分のなかにある差別意識に気づいた話。 *** 中1の誕生日の朝、私は祈った。 「神様、せめてきょうだけでも、何も言われない一日にしてください。」運試しのようなものだった。

好きでもない男の子

小1のとき、クラスメイトのひとりの男の子を追いかけ回していた。 「●●くぅ~ん(ハート」と両手で投げキッスをしながら追いかけると、その男の子が「うわぁああ」と言って逃げ回るのが毎度のパターンだった。しょっちゅう、そんなことをしていた。

最古の記憶

人生で初めて「ブス」と言われたのは幼稚園のときだった。 私は同じクラスの二人組の男の子からイジメを受けていた。積極的なイジメというよりは、たまたま彼らの傍を通ったりすると、1~2発殴られるといった具合だった。

ルッキズムとマッチョイズム

ルッキズムの根源はマッチョイズムにある。 マッチョイズムでは「強くて力のある者」が一番の権力者となり、その他の者が周縁化される。男性の場合、顔の醜さより低身長のほうが揶揄されやすいのはそのためだ。低身長の男性は「強くて力がある(ように見える…

顔が醜いことの「苦悩の本質」とは

「あんた、この顔はいくらなんでもカワイソすぎるww」 中一のとき、友人からそう言われた。 では、顔が醜い女が「かわいそう」なのは何故だと思う?

差別だと思われていない差別

世の中には差別として認識されていない差別が存在する。それを差別だと指摘し理解を求めるのは至難の業だ。 差別なのにだれも差別だと思っていない「差別」。問題なのにだれも問題視していない「問題」。

私について

私の顔は醜い。 信じられないかもしれないが、学校だけでなく道行く赤の他人にまで罵倒されるのが私の日常だった。