忘れられた戦場で

とある醜女の身の上話

好きでもない男の子

小1のとき、クラスメイトのひとりの男の子を追いかけ回していた。

 

「●●くぅ~ん(ハート」と両手で投げキッスをしながら追いかけると、その男の子が「うわぁああ」と言って逃げ回るのが毎度のパターンだった。
しょっちゅう、そんなことをしていた。

 

だけど、私はその子のことを好きでもなんでもなかった。

 

好きでもない相手になぜそんなことをしたのか。
自分でもよくわからないけど、ただなんとなくそういう役回りをこなさないといけないような錯覚に陥っていた、としかいいようがない。
要するに小1の時にはすでに世間のイメージ通りの「ブスキャラ」を演じていたのだ。

さすがに、私のこの行動を「先天性」とか「遺伝によるもの」とか言う人はいないだろう。


大人が思うより早い段階から、メディアによる子どもへのすりこみは始まっている。