忘れられた戦場で

とあるブスの身の上話

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

看護師さんに嘘つき呼ばわりされた話

小四の夏休みに、今住んでいる地方へ引っ越した。 引っ越し後のまもないころ、いとこと出かけた際に私は車にはねられる事故に遭った。横断歩道のない道路で、左右を確認せずに飛び出してしまったのだ。骨が折れたわけでもなく軽傷だった。

ブスだと自覚したきっかけ

以前書いたように、人生で初めて「ブス」と言われたのは幼稚園のときだった。ただし、その記憶は二十代後半になるまで思い出すことがなかったので、なんとなく漠然と自分がブスだと知りつつも、まだはっきりとは自覚していないという状態だった。 今回は、罵…

オトコ女が誕生するまで

人見知りが激しく気弱で内向的な子どもだった。 と書くと、どんな女の子を想像するだろうか。いかにも、女の子らしくて大人しくて、すぐに泣いてしまうようなか弱い子だろうか。だけど、私は人から気が弱そうには見られない気弱な子どもだった。岩石系のごつ…

後編・シスターフッドの外側で

前編・シスターフッドの外側で - 忘れられた戦場で ↑続き ここでもうひとつ、見過ごしたくない発言がある。以下は、【反性売買派】の別の元風俗女性による発言だ。 「性売買に反対する経験当事者がブスとは限らない※大意」

前編・シスターフッドの外側で

ツイッター全文 - 忘れられた戦場で 「男はブスに買われて、ブスのまんこ舐めれんのかよ!※大意」 これは女性の売春について、「女はラクして稼げるからいいよな」と揶揄したり、「売春したい女性の権利を尊重しろ」と嘯いたりする男性への“対抗言説”だ。こ…

ツイッター全文

私は北欧モデルを支持する売春経験者です。昨年SWASH代表のコスモポリタン記事を読み、SNSを見るようになりました。北欧モデルやそれに近い思想を持つ元当事者の皆さんのツイートも拝見するようになりました。率直にいって度々しんどい思いをしています。ブ…

絶対悪

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後編・ブスと醜形恐怖症

前編・ブスと醜形恐怖症 - 忘れられた戦場で 【↑の続き】 “醜形恐怖症”の定義は「外見に大きな欠点があると思いこんでいる人」だ。 だけど、19のときの私は、てっきり「本当に顔(外見)が醜い人」も包含されるものと勘違いしていた。というか、「本物」が対…

権力勾配とブス差別

権力勾配は水の流れと同じで、上から下への一方向へしか作用しないようにできている。だから、この男尊女卑社会では、男も女も女性蔑視主義に陥りやすい。

前編・ブスと醜形恐怖症

Googleで“醜形恐怖症”と検索して、ヒットした上位のサイトを見てみると、以下のように定義されている。 醜形恐怖症の人は、実際には欠点はまったくないか、ささいなものであるにもかかわらず、自分の外見には大きな欠点があると信じ込んでいます。https://ww…

ブスとおばさん

「ブスをバカにしている女の子は、おばさんになったらどうするんだろ?」 私がまだアラサーだったころ、そんなことを思ったことがある。 女性の属性のうち、無条件で徹底してバカにされているものがふたつある。それが「ブス」と「おばさん」だ。

罰ゲーム

- 中1 - 休み時間に廊下の長椅子に座り、友だちとしゃべっていたときのこと。 一年生のなかで最高権力者のイケメンヤンキー男が、ためらいがちに私に近づいてくるといきなり壁ドンした。その様子を少し離れた場所から、その男の友人たちが見ていた。私は瞬時…

続・ルッキズムとマッチョイズム

ルッキズムとマッチョイズム - 忘れられた戦場で 上記の記事で、ルッキズムの発祥はマッチョイズムにあると書いた。 マッチョイズムでは強くて力のある者、すなわち「若くて健康な男」が頂点に立ち、強くない(ように見える)男性が男として二流の扱いを受け…